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売上ランキングから分析するエロゲ価格変動

普段エロゲの中古価格を観察していると、
売上の高い作品は発売直後の値下がりが目に付くような気がします。

果たしてそれは正しいのか、売上と中古価格の関係について客観的に検証します。





1. 売上と中古価格の関係?


・売上が高ければ、購入する人数の母数が増え、買取へ出す人数が相対的に増える
・売上の高さが見込める作品は店舗特典が豪華になり、複数本買う人が増え、買取に出される本数が増える
・売上の高い作品は予約数も多いので、予約キャンセルの数が多くなり、新古の本数が増える

いくつか考えてみましたが、売上は高い作品はこれらの要因で中古の流通量が増えます。
そして、基本的には中古の流通量が増え、極端に需要が高くなければ、
自然と中古価格は下落していく訳です。(色々例外はありますが)


2. 目的


エロゲを"売上の高い群"と"売上の低い群"に分類し、各々の価格変動を確認します。
そこから、"売上の高い群"と"売上の低い群"の特徴を見つけます。


3. 分析対象


【分析対象のエロゲ】
2014年3月~12月に発売されたエロゲ168本、発売から90日間の価格変動

以下の条件で作品を絞っています。
①フルプライス帯の作品(ここでは税抜7800~9800円と定義します)
②通常版・廉価版は除く
③セット作品は除く
④PCソフトがメインの作品(抱き枕カバーメインの作品などは除く)


【分析に使用する売上ランキング】
Getchu.comにおける1~50位までの2014年年間売上ランキングを使用しました。



4. 分析対象の分類


売上の高い群は1~50位のランキングに含まれる作品、計36作品、
売上の低い群は1~50位のランキングに含まれない作品(51位以下)、計132作品としました。

細かく分けて分類すると、個々の作品の別の要因に引っ張られ、
売上という要因が反映されづらくなるため、二値分類としました。


5. 結果



赤の実線が売上の高い群の平均、青の実線が売上の低い群の平均、黒の点線が全ての平均です。

発売日当日はわずかに売上の高い群の方が上回っていますが、ほぼ同じ値です。
そして、発売直後は予想通り売上の高い群が大きく値を下げ、最大で300円程度の差が付いています。

注目したいのはここから先の流れです。
6、7日目以降は売上の高い群の値下がりは緩やかになりますが、売上の低い群は値下がりが続きます。
ついには、22日目に両方が入れ替わり、売上の高い群の方が価格が高くなります
その後も同じ関係が続き、価格差は開いていきます。

最終的に、90日目には380円の価格差まで広がり、ここで分析は終了です。


6. 考察


まず、発売日当日に売上の高い群が売上が、
売上の低い群よりも価格が高い理由として考えられるのは、やはり需要の高さです。
需要の高い売上の高い作品は、たとえ価格が高くても一定数売れるはずです。
もし買取価格でグラフを作った場合は、間違いなく売上の高い群の方が安いでしょう。

次に、発売直後ですが、こちらの結果は予想通りで、1章に並べた理由が当てはまりそうです。

最後に、売上の高い群が売上の低い群を抜き、価格差が広がっていく現象ですが、
これは一言では片付けられない理由が色々ありそうです。
一つ予想されるのは、売上の高い作品は評価が比較的安定しており、価格の下げ止まりが早く、
逆に売上の低い作品は評価が安定せず、
どこまでも価格の下がっていく作品が全体を押し下げているといったところでしょうか。


7. まとめ


『○○から分析するエロゲ価格変動』シリーズの第二弾をお届けしました。
本日でようやく12/26から90日経ち、データセットが揃ったので、ようやく書くことのできた次第です。

ただあくまでも2014年(しかも3月から)の一例に過ぎないので、
本当に今回見られたような売上に応じた特徴があるのかどうかは、
もう数年分確かめてみないと、確実な立証はできないかなと思います。

今回は"売上"に注目しましたが、次回以降は別の要因に絡めた価格変動の分析を行いたいと思います。


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2015年03月25日 | ○○から分析する価格変動 | コメント(0)
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